最近、大手企業の早期退職募集が始まったと目につく事が増えました。
働かないおじさんと揶揄されたりもしてますが…。
早期退職とかリストラって、仕事出来ないとか性格に難があるとかじゃないんだなぁとしみじみ思った経験を思い出します。
とある勉強会の運営に携わったとき、とてもとてもお世話になった方がいました。その方がいなければ、開催も無事に出来たかわからないという程、頼らさせて頂きました。
何もわからない、知らない私に会場はどういう所を押さえたらいいか、講演の依頼の仕方等々、初歩的なことから丁寧に教えて頂きました。
勉強会の途中のトラブルも、その方のお力添えのお陰で乗り切ることが出来ました。
その方が後日、自分の後任だと全く知識も経験もないであろう方(会話から読み取れました)を連れて挨拶に見えられました。
とても驚き、「なぜ今の会社をお辞めになるんですか?とても残念です」とお伝えすると「いやー、会社の方からですね…」と。
驚きの余り声を失いました。知識も経験も人脈も確かな社員よりも、何の知識も経験もない社員をその会社は選ぶのかと…。ちなみに後任の方は後任が務まらず、すぐに退職されました。
会社にしてみれば、その方のお給料が高かったのでしょうけれど(お給料知りませんが)、お給料に見合うだけのお仕事はなさっていたのでは、と今でも思います。